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2008年5月12日

退院指導と夜中の搾乳 術後4日目

今日は退院指導の日。退院後の生活についてのあれやこれやを指導される日です。まあ、育児書なんかでも読んだ事のある

「お風呂や性生活は一ヶ月検診後、先生の許可が出たら」

とか

「次の妊娠は一年は間を開けた方がいい」

なんていう一般的なお話を聞いた後、助産師さんが

「他に何かある?質問でもいいし、入院生活の話とか出産の時の気持ちとか何でも」

という言葉に、私は昨日から胸につかえていた物を一気に話した。

心の準備もなく手術になってしまったこと。 

普通分娩へ挑戦だけでもさせてほしかったこと。

お腹からいなくなってしまった寂しさ、他の妊婦さんがうらやましくなってしまったこと。

等、一気に話した。話しながら涙が止まらなくなってきて、恥ずかしながら助産師さんの前で大泣き。でも、そんな私を助産師さんはギュッと抱きしめてくれて

「悪いことしちゃったね、そうだよねぇ、初めての出産とかって一生引きずっちゃうもんね。ごめんね」

と、すごく優しく言葉をかけてくれた。本当なら「ごめんね」なんてとんでもない。ボク君はちょっとしたお腹の張りでも心拍が下がっていて、とても普通分娩に耐えられる状態じゃなかった。それをわかっていながら、わがままを言う私の気持ちをわかってもらえた事がすごく嬉しかった。病室に戻っても涙は止まらなかったけど、涙と一緒に吹っ切れていくものがあった。

その日の夜、出産して4日もたつと、胸の方もかなりパンパンで痛いくらい。自分でせっせと絞るけど、まだまだ搾乳一年生、パンパンの胸を柔らかくできる程上手に絞れない。そんな状態を見た助産師さんが

「後で絞ってあげるから」

という事になり、消灯過ぎに処置室へ。昼間の助産師さんと当直の助産師さんは違ったけど、申し送りで昼間の事を聞いていたみたいで、マッサージをしながらやんわりと話題が出産の事に…。私は、自分が悩んでいた事、昼間の助産師さんといろいろ話した事等を話した。すると、マッサージをしてくれていた助産師さんが

「毎日、何年も仕事しているといろんな出来事があるの。ついさっき心音に確認をして元気に動いていた子が30分後に亡くなっちゃったなんて事もあった。その時も「何で?さっきまであんなに元気だったのに…」って思って辛くてね。帝王切開はどうしても嫌だって言って、結局赤ちゃんが死んじゃった例もある。特にここはハイリスク出産が多いから、元気に産みたくても産めなかった人はいくらでもいるの。だからね、赤ちゃんもお母さんも元気で産めた事、暖かい体温のある赤ちゃんを抱きしめられる事、それって本当に幸せなことなんだよ」

と、涙ながらに話してくれた。産んだ時の状況がどうのとか、早くに出されちゃったなんて事にウジウジ悩んでいた私にはガツンとくる話ばかりだった。

「ごめんね、こんな話しちゃって」

と申し訳なさそうな助産師さんだったけど、何の何の、今の私には昼間の助産師さんとの話も合わせると、気持ちが元気になる要素がいっぱい、気持ちをがっちり切り替えるには十分すぎるくらいの一日にでした(*^.^*)

この日を境に、私の子育ては晴れやかなスタートを切ったように思います(v^ー゜)

この病院に転院になり、入院なんて時にはどうなる事かと思ったけど、この病院で出産できて本当に良かった。

また、この病院で…といきたいところなんですが、何と3月で産婦人科医の引き上げが決定していて、今のままでは閉鎖は決定的。すでに、出産が3月を超える新規妊婦さんの受診が制限されてしまっています。産婦人科不足は人事じゃないと実感する今日この頃です

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不規則な更新で、すみません

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